東林寺(下呂市)概要: 粥川山東林寺は岐阜県下呂市金山町岩瀬に境内を構えている浄土真宗の寺院です。東林寺の創建は建長7年(1255)に藤光院祐西が開基となり天台宗の寺院として開かれたのが始まりとされ、元禄7年(1694)に再興、その後、浄土真宗に改宗しています。
現在の東林寺本堂は享保7年(1723)に再建されたもので入母屋、桟瓦葺、平入、桁行8間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、寛延4年(1752)に製作された格天井の絵112枚(28枚は花、84枚は中国故事、人物、動物など)が昭和52年(1977)に下呂市指定文化財に指定されています。
正面にある山門は文化3年(1806)に再建されたもので一間一戸(桁行は2間)、入母屋、二重楼門、桟瓦葺、花頭窓付、上部が鐘楼(梵鐘と太鼓がある為、太鼓楼でもある。)になっている所謂鐘楼門で、天明2年(1782)に製造された大太鼓と共に昭和52年(1977)に下呂市指定文化財に指定されています。
東林寺境内にある柊(ヒイラギ:推定樹齢200年、樹高10m、目通り周囲1.8m)と百日紅(サルスベリ:推定樹齢200年以上、樹高12m、目通り周囲2.0m)が昭和52年(1977)に下呂市指定天然記念物にそれぞれ指定されています。山号:粥川山。宗派:浄土真宗本願寺派。本尊:阿弥陀如来。
東林寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-下呂市教育委員会
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