満福寺(大垣市)概要: 満福寺は岐阜県大垣市墨俣町墨俣に境内を構えている浄土真宗大谷派の寺院です。満福寺の創建は平安時代の寛和元年(985)に開かれたのが始まりと伝えられています。当初は天台宗の寺院でしたが、その後、祐照法師が浄土真宗に改宗し院号を熊谷院に改称しています。
戦国時代の1570年〜1574年に発生した長島一向一揆では第13代釈裕鎮が、「愛山護法」を掲げ参加しましたが、織田信長に鎮圧された際に自害しています。
織田家が没落し豊臣秀吉が台頭すると秀吉から庇護され寺領330石が安堵され天正9年(1581)には門間庄足近(現在の岐阜県羽島市足近町)から現在地に移し境内を移しています。江戸時代に入ると寺運が隆盛し、初期には末寺70ヵ寺、最盛期には末寺96ヵ寺を擁する中本山として信仰を広め「墨俣御坊」とも呼ばれました。
又、周囲は美濃路の宿場町である墨俣宿でもあった為、往来者が数多く参拝したと思われます。山号:金足山。院号:熊谷院。宗派:浄土真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。
満福寺:上空画像
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