高山市(歴史)概要: 高山市は古くから飛騨国の中心だった地域で、国府の跡地は発見されていないものの、旧国府町では「こふ峠口古墳」をはじめ300基余の古墳や古代寺院跡が点在し、旧宮村には飛騨一宮水無神社、旧高山市には飛騨国分寺がそれぞれ建立されました。
中世に入ると姉小路氏が飛騨国司として支配し、室町時代中期以降は守護職である京極氏、戦国時代には国人領主から領土を広げた三木氏が支配します。
天正16年(1588)、豊臣秀吉を後ろ盾にした金森長近が飛騨に侵攻し、高山城を築城、元禄5年(1692)、6代金森頼時が出羽国上山藩(現山形県上山市)に移封するまで金森氏が支配します。
金森氏が移封後は天領となり、高山陣屋を設けると領内の政治、行政、軍事の中心となり177年25代の代官が赴任しています。
現在でも当時の町並みが色濃く残り「高山市三町」と「高山市下二之町大新町」が「伝統的建造物群が全体として意匠的に優秀なもの」との評価を得て国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
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