垂井町: 南宮大社

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南宮大社・歴史・観光・見所
南宮大社(垂井町)概要: 南宮大社は岐阜県不破郡垂井町宮代峯に鎮座しています。南宮大社の創建は神武天皇の即位の年に勧請されたのが始まりとされ、伝承によると神武天皇東征の際、金山彦命は霊験を持って金鵄を助けた功により美濃国不破郡府中に祭られるようになったと伝えられています。当初は美濃国府に近い府中に鎮座し仲山金山彦神社と称していましたが崇神天皇の御代(紀元前97年〜紀元前29年)に現在地に遷座し、国府から南に当る為、南宮と呼ばれるようになりました。古くから格式が高く承和3年(836)に従五位下、承和13年(846)に正五位下、貞観元年(859)に正三位、貞観6年(864)に従二位、貞観15年(873)に正二位に列し、延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳には美濃国39座の内唯一の名神大社として記載され天慶2年(939)の平将門の乱、康平2年(1059)の前九年の役の際、祈祷、祈願が行われ、見事念願成就した為、正一位勲一等を賜わっています。美濃国一宮として歴代領主からも庇護され、文亀元年(1501)の火災で焼失した際には当時の美濃守護職土岐政房により再建され、天正17年(1589)には豊臣秀吉から供田160石、社堪忍分200石が寄進されました。慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いの兵火により多くの堂宇が焼失しましたが、江戸時代に入ると徳川家が庇護し、慶長14年(1609)には徳川家康より社領405石が安堵され、寛永19年(1642)には3代将軍徳川家光により堂宇が再建されました。延暦年間(782〜806年)、最澄が神宮寺を開山してから神仏習合の形態をとっていましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式の堂宇が移設され(神宮寺から真禅院に寺号を改称)、神社として独立しています。明治3年(1871)に南宮神社として国幣中社に列し、大正14年(1925)に国幣大社に列し戦後になって南宮大社に社号を改称しています。主祭神の金山彦命は名称の「金山」に因み鉱山を司る神や荒金を採る神とされ、金山彦命を祭る神社としては南宮大社が一番格式が高い為、鉱山、金属業の総本宮として関係者から篤く信仰されています。

南宮大社の社殿の多くは江戸時代前期に3代将軍徳川家光が家臣である岡田将監を造営奉行として再建したもので石鳥居や石輪橋等を合わせて18棟(本殿・幣殿・拝殿・回廊(2棟)・勅使殿・高舞殿・楼門・神輿舎・神官廊・摂社樹下神社本殿・摂社高山神社本殿・摂社隼人神社本殿・摂社南大神神社本殿・摂社七王子神社本殿・輪橋・下向橋・石鳥居)が大変貴重な神社建築との評価を得て昭和41年(1966)に国指定重要文化財に指定されています(昭和46年:1971年に追加指定)。又、南宮大社の例祭である5月4日、5日に奉納される「御田植」、「蛇山」、「羯鼓踊」、「脱下の舞」、「竜子舞」の5つ神事芸能は、古式を伝える大変貴重な事から、名称「南宮神社の神事芸能」として昭和54年(1979)に国指定無形民俗文化財に指定されています。南宮大社の社宝である、太刀(銘元真、鎌倉時代末期:長さ74.5cm)、太刀(銘吉則、室町時代初期:長さ72.7cm)、刀(銘兼元、室町時代末期:長さ73.1cm)、剣(銘無銘、伝天国、文亀3年:1503年:長さ63.6cm)、刀(銘濃州赤坂住正國、長さ74.8cm)、刀(銘濃州住正國、南宮法性大菩薩、長さ69.3cm)、刀(銘美濃国大野郡清水住岩捲市郎左衛門信貞造、寛永19年:1642年:長さ65.1cm)の刀剣7口が昭和49年(1974)に岐阜県指定重要文化財に指定されています。同じく南宮大社の社宝である紅糸中白威胴丸は室町時代後期に制作されたもので、総高51.5cm、胴板幅24.8cm、胴廻り101.0cm。漆塗本小札製、岐阜県最古の甲冑で保存状態も良い事から昭和52年(1977)に岐阜県指定重要文化財に指定されています。

南宮大社
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