浄福寺(下呂市小坂町)概要: 浄福寺は岐阜県下呂市小坂町小坂町に境内を構えている浄土真宗大谷派の寺院です。浄福寺の創建は室町時代後期に、当地の領主で桜洞城の城主三木良頼の弟である左馬助直忠が出家して真證と名乗り開山したのが始まりとされます。浄福寺の枝垂れザクラは案内板によると「 享和3年(1803)の春、江戸新吉原の妓楼、山城屋等により浄福寺へ梵鐘が寄進された。このとき遊女たちの願いで新吉原の桜の一株が梵鐘と共に運ばれて、鐘楼の傍らに植えられたのが、このサクラで枝の先端が地に届く程の大しだれである。」とあります。推定樹齢200年、樹高10m、目通り周囲2.5m、昭和47年(1972)5月1日に下呂市指定天然記念物に指定され美濃桜33選に選定されています。
明治6年(1873)には庫裏が「小坂小学校」の仮庁舎として利用されています。浄福寺山門は入母屋、銅板葺、三間一戸、桁行3間、梁間2間、八脚楼門、上層部の外壁は真壁造、白漆喰仕上げ、中央には花頭窓、四周に高欄が廻っています。本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺、平入、正面1間向拝付、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。宗派:浄土真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。
浄福寺:上空画像
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