真桑の人形舞台(本巣市)概要: 真桑の人形舞台は岐阜県本巣市上真桑に位置しています。 真桑の人形舞台は江戸時代末期の元治年代(1864〜1865年)の古材を再利用しつつ明治元年(1868)頃に物部神社の境内に建てられたもので、木造平屋建、切妻、桟瓦葺、平入、桁行12.98m、梁間8.23m、内部は人形浄瑠璃専用の舞台になって上段の間、下段の間、楽屋の3段構成で床面が船底状になっています。又、浄瑠璃の演出効果を高める為、様々な工夫が見られ回り床、田楽返し、三段返し、太夫座などが備わっていました。真桑の人形舞台は明治時代初頭に建てられた数少ない人形舞台の遺構として大変貴重な事から昭和50年(1975)に国指定重要有形民俗文化財に指定されています。
真桑操人形浄瑠璃は案内板によると「 伝によれば元禄年間真桑用水の為奔走した美濃福田源七郎の功に報いる為近郷2郡16ヶ村が氏神八幡神社(物部神社)に奉納上演した郷土芸能である。通称「真桑文楽」と呼ばれるが使用するカシラは文楽以前の優れたものであって、地域の住民の手によって伝承されて今日に至っている。」とあります。真桑操人形浄瑠璃は昭和59年(1984)に国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
真桑の人形舞台:上空画像
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