本巣市(歴史)概要: 本巣市は古くから開けていた地域の1つで、宗慶大塚古墳は岐阜県内に残る古墳の中でも最古級の古さで美濃国造(神大根王)が埋葬されているとも言われ、船来山古墳群は1000余基から構成される古墳群で美濃地方最大規模とされています。鎌倉時代に入ると生津庄と称する荘園が成立し一条院や近衛家、摂関家などがその権利を得ています。中世は美濃国守護職である土岐氏一族やその家臣などが支配し、戦国時代には稲葉氏や古田氏などが割拠します。特に古田氏からは千利休に師事し茶人大名となった古田織部を輩出し2代将軍徳川秀忠の茶道指南役などを歴任しています(元和元年に謀反の嫌疑により自害)。江戸時代に入ると大垣藩に属し、主要の神社や寺院は藩主戸田氏から庇護され土地の寄進や建物の造営などが行われています。
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