瑞浪市(歴史)概要: 瑞浪市は古くから交通の要衝として軍事的に重要視された地域で、鎌倉時代初期に美濃守となった土岐氏はこの地に鶴ヶ城を築き3代にわたり本拠としました。土岐氏本家が長森城(岐阜市)に移った後も重要性は維持され土岐一族が城主を歴任しています。
戦国時代になり土岐氏や斎藤氏が滅びると織田信長の甲斐侵攻の拠点として重要視され、岩村城が落城した後も重要な出城として機能しました。江戸時代に入ると尾張藩領や土豪として古くから小里郷を支配した旗本小里氏などの領地に分割されますが、小里氏は元和9年(1623)に跡継ぎがなく断絶となっています。
中山道が開削すると瑞浪市には47番目の宿場町大湫宿、48番目の細久手宿が設置され大湫宿には本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠30軒、細久手宿には本陣1軒(尾張藩は大国屋)、脇本陣1軒、旅籠24軒が設置されました。特に大湫宿は当初は川並奉行所、後に白木番所が設置され、幕末には皇女和宮の宿泊地になっています。
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