三浦家住宅(大湫宿)概要: この建物は文政年間(1818〜1830年)大湫宿大火で焼失後に再建されたもので、当時は旅籠(現在でいう旅館。許可がなければ運営出来ず、宿場の有力者が勤めた。)を営んでいました。木造2階建て、切妻、平入、桟瓦葺、建築面積141u、軒が低く、街道側の開口部には全て格子がはめ込まれるなど当時の様子を伝える貴重な建物です。敷地が広く主屋の片側が庭になっていて街道側は高い塀で内部が見れないようになっています。建物の内部は西側が土間空間で通路や作業空間、台所などに利用され東側は3室の居室で構成され、2階の正面側に部屋が配されています。三浦家住宅は国土の歴史的景観に寄与しているものとして平成18年(2006)に国登録有形文化財に指定されています。
三浦家住宅:上空画像
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