大垣市(歴史)概要: 大垣市は古くから美濃国府に接していた地域で、市内には美濃国分寺が設けられ京都と関東を結ぶ東山道も整備されました。平安時代には大井庄と呼ばれる東大寺の荘園や中河御厨と呼ばれる伊勢神宮の社領が開発され、荘園代官だった大井氏が領主として支配していました。室町時代に入ると、京都へと続く交通の要衝だったことから美濃国守護職の有力家臣である宮川氏や氏家が領主となり、戦国時代には織田信長の美濃侵攻の拠点として木下藤吉郎が墨俣城を築城しています。
豊臣政権下では池田恒興や一柳直末、羽柴秀勝などが領主となり関ヶ原の戦いでは西軍の軍事的重要拠点として機能します。江戸時代に入ると石川康通や松平忠良といった譜代大名が領主を歴任し寛永12年(1635)に戸田氏鉄が入封すると改めて大垣藩を立藩し、以降戸田氏11代が藩主を世襲しています。
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