明台寺(大垣市)概要: 清光山明台寺は岐阜県大垣市墨俣町墨俣に境内を構えている浄土宗西山禅林寺派の寺院です。明台寺の創建は弘仁年間(810〜824年)、墨俣川(長良川)のに架かる橋桁が夜な夜な光るので不思議に思い調べてみると、仏像のような形になっていた為、神意と悟り、草庵を設け安置したのが始まりと伝えられています。その後、その草庵を訪れた小野篁(平安時代前期の公卿・文人。参議・小野岑守の長男。官位は従三位・参議。)が形に沿って彫り込むと不思議と地蔵菩薩像の形になったそうです。
天慶2年(939)、朱雀天皇の勅使がこの故事を聞き、地蔵菩薩像の前で和歌を聞かせると像が微笑んだとされ、以来、この像を「橋杭笑地蔵菩薩」と呼び広く信仰されるようになりました。大治元年(1126)に興教大師が真言宗の寺院として開山し寺号を明台寺に改称、寛喜元年(1229)に浄土宗西山禅林寺派に改宗しています。
江戸時代初期の慶長年間(1596〜1615年)に現在地に境内を移しています。明台寺境内にある土岐悪五郎の墓と斎藤利藤の墓は貴重な事から昭和49年(1974)に大垣市指定史跡に指定されています。
明台寺山門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、内部の内陣には本尊となる阿弥陀如来像が安置されています。西美濃三十三霊場第19番札所(札所本尊:十一面観世音菩薩)。山号:清光山。院号:密厳院。宗派:浄土宗西山禅林寺派。本尊:阿弥陀如来。
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明台寺:上空画像
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