船町港跡(大垣市)概要: 船町港は、水門川舟運の河港で当時の大垣藩の藩庁が置かれた大垣城の城下町の物資の集積地として大変賑わった所です。
船町港で集められた物資は水門川を経由して揖斐川や牧田川で各地に運ばれ、逆に各地の産物が船町港から大消費地である大垣城の城下町にもたらされました。明治時代初期までは多くの物資が集められ人の輸送なども行われましたが道路や鉄道などの交通網が発達すると共に急速に衰退しました。
当地は昭和31年(1956)に名称「船町港跡」として大垣市指定史跡に指定されています。又、周辺には船町港の象徴的な存在である住吉燈台や、水門川沿いに設けられた舟運船の発着所、そこに降りられる石段などが残され、奥の細道を終えた松尾芭蕉が伊勢神宮(三重県伊勢市)の遷宮祭見学の為にここから旅立った歴史的背景などから、平成26年(2014)に名称「おくのほそ道の風景地 大垣船町川湊」として国指定名勝に指定されています。
船町港跡:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-大垣市教育委員会
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