住吉燈台(大垣市)概要: 住吉燈台は岐阜県大垣市船町に位置しています。 住吉燈台は江戸時代中期の元禄年間(1688〜1704年)に建てられたもので、高さ約8m、寄棟造、最上部には夜間でも目印になるように油紙障子が嵌め込められ、灯りが拡散するようになっていました。下層部は鐘楼の袴腰のように曲線が印象的な板張りで、内部には昇降階段が三層に廻登している構造となっています。住吉燈台が設置された船町湊は大垣城の城下町に流れる水門川沿いにあり、揖斐川から多くの物資が水門川を経て運ばれた事から一大川湊町として発展しました。
住吉燈台は灯台の機能と同時に湊町のランドマーク的な存在だったと思われます。現在の住吉燈台は江戸時代中期に建てられた数少ない大型木製灯台の遺構として貴重な事から昭和43年(1968)5月6日に岐阜県指定史跡に指定されています。
住吉燈台:上空画像
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