大垣宿本陣跡概要: 大垣宿本陣跡は岐阜県大垣市竹島町(旧竹島会館)に位置しています。 東海道・宮宿と中山道・垂井宿とを結んだ美濃路の宿場町である大垣宿の本陣で、案内板によると「 本陣は、宿場のほぼ中央に位置し、大名や宮家・公家、幕府役人などの貴人が利用した休泊施設である。大垣宿本陣は、永禄の頃沼波玄古秀実が竹島町を開き、はじめて本陣を創立したと伝えられる。以後、本陣役は宝暦5年(1755年)には玉屋岡田藤兵衛が勤め、天保14年(1843年)には飯沼定九郎が問屋を兼ねて勤めた。」とあります。
大垣宿は宿場町であると共に大垣藩の藩庁が置かれた大垣城の城下町でもあった為、美濃路の中では人や物資の往来が多かった町です。
江戸時代後期以降本陣職を務めた飯沼邸は美濃路沿いの南側に向き座敷棟(本陣)には上段の間・下段次の間・家老の間など格式の高い部屋があり、明治11年(1878)の明治天皇東海・北陸御巡幸の帰途際には行在所となっています。
当地は貴重な事から、名称「大垣宿本陣跡、附明治天皇行在所跡」として平成24年(2012)に大垣市指定史跡に指定されています。
大垣宿本陣跡:上空画像
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