飛騨市(歴史)概要: 飛騨市は古くから開けていた地域の1つで市内には数多くの古墳が築造され飛騨国の中での重きを置く場所でした。文化的技術的も高く、後に飛騨の匠と呼ばれる工匠が古代にも数多く存在したと思われます。中世に入ると飛騨国司は飛田市を中心に行政を行い小島城や小鷹利城などがその居城となりました。
室町時代には姉小路氏が国司として飛騨に入り、後年はその一族である古河家、小島家、小鷹利家(向家)が古川地方を統治し、益田、大野地域は守護職である京極氏、後年はその家臣である三木氏が統治し、高原地域は江馬氏が支配しました。
戦国時代に入ると三木氏が飛騨国を統一しましたが天正13年(1585)、羽柴秀吉の家臣金森長近の侵攻により三木氏は敗れ、金森氏支配となります。長近は高山城に居城を移しますがこの地の重要性を重視し増島城を築き、当地方の軍事、行政の中心として機能させ一国一城令が発令後も古川旅館としました。
元禄5年(1692)、6代藩主金森頼が上山城(山形県上山市)に移封になると、幕府の天領支配となり明治維新を迎えます。旧古川町中心部は富山と高山を繋ぐ飛騨街道の宿場町でもあり、経済的に発展し現在も古い町並みが残り当時の繁栄が偲ばれます。
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