光円寺(飛騨市)概要: 宝福山光円寺は岐阜県飛騨市神岡町和佐保に境内を構えている曹洞宗の寺院です。光円寺の創建は不詳ですが江馬時重(江馬家12代当主)が楽翁秀村禅師(岐阜県高山市:素玄寺3世)を招いて開山したのが始まりと伝えられています。
当初は小糸洞にありましたが江戸時代中期の宝暦年間(1751〜1763年)に山津波で和佐保銀山が壊滅した時の被害者の菩提と弔う為に現在地に移され宝暦4年(1754)には本堂が造営されています。江戸時代後期の文政4年(1821)から天保11年(1840)には8世謙翁大如和尚が周辺住民から浄財を募り伽藍の整備を行い寺観が整えられています。
光円寺の寺宝である弥陀二十五菩薩像は貞享年間(1680年代)に飛騨に訪れた円空が二十五山の頂上の御堂で彫り込んだもので、造像の為、山を切り開くと周辺が豊作が続く豊かな土地になったと伝えられています。円空作二十五菩薩像は昭和36年(1961)に岐阜県指定重要文化財に指定されています。
飛騨三十三観音霊場第十七番札所(札所本尊:二十五菩薩・御詠歌:山津波に呑まれし亡霊を弔ふと建てしを伝ふ光圓精舎)。山号:宝福山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦牟尼佛。
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光円寺:上空画像
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