洞雲寺(飛騨市)概要: 補陀山洞雲寺は岐阜県飛騨市神岡町船津に境内を構えている曹洞宗の寺院です。洞雲寺の創建は応永年間(1394〜1428年)の真言宗の寺院として開かれたのが始まりと伝えられています。
その後衰退しますが、天文19年(1551)、当時の領主江馬氏が菩提寺として再建し曹洞宗に改宗しています。境内背後に安置されている「立ち達磨」は高さ16.5mあり日本一と言われています。
現在の洞雲寺本堂は昭和28年(1953)に造営されたもので、木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行7間、正面3間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、左右に花頭窓付、総けやき造り、内部の内陣には本尊となる釈迦如来像が安置されています。
金毘羅堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、正面千鳥破風、桁行2間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ内部には金毘羅大権現が安置、毎年2月下旬には商売繁盛・家内安全を祈願する神岡初金毘羅宵祭が行われています。
洞雲寺の寺宝として「越中東街道画巻」、「大森旭亭画松上の鷹田中大秀画賛」、「大森旭亭自画像田中大秀画賛」、「谷文晁画大森旭亭肖像画」を所有し貴重な事から昭和49年(1974)に飛騨市指定文化財に指定されています。
飛騨三十三観音霊場第二十六番札所(札所本尊:十一面観音像・御詠歌:春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる 洞雲の寺)。山号:補陀山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来。
飛騨市:神社・仏閣・再生リスト
洞雲寺:上空画像
|