古屋家住宅(大井村庄屋)概要: 古屋家は案内板によると「 当家は江戸時代には商業を営み、天保元年から20年間ほど庄屋を勤めた家柄である。この家は間口15間(約27m)、奥行31間半(約65m)の敷地で街道に面した右側に表門があり、その奥に玄関・式台がつき、茶室に続いて15畳2間続きの特別客室がある。この部屋は2室共に床の間と違い棚がつき、畳敷廊下の外が庭園に続く広大な屋敷であった。母屋や塀は柱・梁・たる木も土壁で塗り、北側屋根に卯建をつけ、そのうえ北側の土塀は厚さ約、30cmの火防壁として、全体が火災予防の建築となっている。 恵那市・恵那市教育委員会 」とあります。
現在の主屋は江戸時代に建てられたもので木造2階建、切妻、桟瓦葺、外壁は塗屋造で街道側は黒漆喰、その他は白漆喰で仕上られ腰壁が下見板張押縁押さえになっています。北側の卯建程ではありませんが、南側の隣家に接する壁は1・2階共に漆喰が塗られた袖壁が外壁より前に張出すように配され防火の意識が高い建物になっています。一般的な商家建築とは異なり1階正面に高い塀を設け屋敷風な構成になっています。
大井村庄屋古屋家:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-恵那市・恵那市教育委員会
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