西順寺(時の太鼓)概要: 中島山西順寺は岐阜県本巣郡北方町清水に境内を構えている浄土真宗本願寺派の寺院です。西順寺の創建は文応元年(1260)、明海が開山したのが始まりと伝えられています。
境内にある「時の太鼓」は案内板によると「 時の太鼓は、元禄10年(1699)北方の領主旗本戸田光賢公(5千石)が将軍綱吉に見事な馬術を披露したことからその恩賞として冠木門・鮫鞘の三間槍とともに将軍家より特に許されたものです。太鼓は、直径90センチ・胴回り3.3メートル・胴長1.6メートルと大きなもので、その打ち方は、御三家(水戸・尾張・紀州)しか許されなかったものです。明治の初めに本町より現在の場所に移転されました。 北方町教育委員会 」とあります。
西順寺の「時の太鼓」は貴重な事から昭和30年(1955)に北方町重要文化財に指定されています。板額は江戸時代中期の元禄11年(1698)に歴史学者である保井(渋川)春海が日本書紀や延喜式についての話を記し制作したもので、横115cm、縦35cm、民俗資料として価値が高い事から昭和30年(1955)に北方町指定有形民俗文化財に指定されています。山号:中島山。宗派:浄土真宗本願寺派。本尊:阿弥陀如来。
西順寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-北方町教育委員会
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