諏訪神社(下呂市萩原町)概要: 諏訪神社の創建は嘉歴2年(1328)、真勝寺の鎮守社として諏訪大社上社(上社本宮・上社前宮:長野県諏訪市)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。以来、府中総社として歴代領主から崇敬され、応永19年(1412)には当時の桜洞城主白井俊国が能面を奉納し、永正11年(1514)は領主三木氏に使えた内記新七郎頼定が諏訪大社下社(下社秋宮・下社春宮:長野県下諏訪町)の分霊を勧請合祀しました。天正14年(1586)に三木氏が滅ぶと、金森長近がの支配となり、境内には萩原諏訪城が築かれる事となり、上村の大覚寺南東山麓に遷座します。元禄5年(1692)、6代藩主金森頼時の代に上山城(山形県上山市)に移封、宝永6年(1709)に旅館(萩原諏訪城)も取り壊しになり、再度社殿を旧地に遷しています。
現在の本殿(上社・下社)は明和7年(1770)に再建されたもので一間社、流造り、銅板葺。又、萩原諏訪城を築城していた際、白蛇が出た為、梅の枝追い返そうとしたところ、誤って片目を潰してしまった事から、城内(境内)で梅の花が咲くことが無くなったと伝えられています。民衆は白蛇が諏訪神の使いと悟り信仰するようになったそうです。
諏訪神社:上空画像
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