旧小松屋(吉田家住宅・太田宿旅籠)

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概要・歴史・観光・見所
旧小松屋(吉田家住宅)概要: 旧小松屋(吉田家住宅)は岐阜県美濃加茂市太田本町2丁目字上町に位置している古民家です。案内板によると「 太田宿には、旅人を宿泊させる旅籠屋や木賃宿がありました。天保14年(1843)の「中山道宿村大概帳」によると「旅籠屋弐拾。内大三軒、中拾壱軒、小六軒」と記されています。大・中・小に区別され、宿の規模や格付けがされています。脇本陣林家所蔵の「旅籠万覚帳」によれば松野屋・岩井屋・坂本屋・三升屋・油屋・今井屋・小松屋などが太田宿で宿屋を営んでいることがわかります。この旧小松屋のあたりは、右の絵図に描かれているとおり上町の枡形からすぐの所にあり、今も枡形はその面影を残しています。 美濃加茂市商工観光課 」とあります。

吉田家は江戸時代に屋号「小松屋」を掲げ、中山道の宿場町である太田宿(美濃加茂市太田)で旅籠を生業とした家柄です。旅籠は幕府から正式な許可を得て営業出来た宿泊所の為、吉田家は一定以上の有力者だった事が窺えます。特に吉田家の敷地は太田宿の防衛施設である升形に位置していた事からも重要視されていたかも知れません。吉田家は明治時代に入り街道制度が廃止になった事に伴い、引き続き同業種である旅館業を営み、大正時代から戦前頃までは煙草の元売り等を行ったとされます。

現在の小松屋(吉田家住宅)の建物は江戸時代末期に建てられたもので(2階部は明治時代中期に改造)、木造2階建、切妻、桟瓦葺、平入、2階外壁が塗屋造りで両脇には袖壁が設えられています。1階正面には下屋庇が設けられ、1階・2階共に格子戸が採用、内部は向って左側が土間で通庭と作業空間、右側が居室と帳場になっています。明治時代以降、交通網が発達すると旅籠としての需要が減少し、大正時代以降は煙草の元売などを生業とした為、旅籠建築よりは商家建築といった趣の方が強くなっています。現在は無料休憩所として一般公開されています。旧吉田住宅は改変や改修が行われているものの、現在も当時の町屋建築の姿を良く留めており、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成26年(2014)に国登録有形文化財に登録されています。

旧小松屋:写真

旧小松屋
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