菊水泉(養老町)概要: 伝承によると、昔、貧しい一人の孝行息子(源丞内)が必死に病弱な年老いた父親を養っていました。ある日、息子が酒好きの父親に酒を与える事が出来ず悔いていたところ、酒の香りのする不思議な泉を発見しました。息子は不思議に思いながらも、泉の水を瓢箪に詰め父親に与えたところ、病気が治っただけでなく白髪が黒くなり皺も無くなったと伝えられています。
その話を聞いた元正天皇は「老いを養う若返りの水」として年号を養老と改めたと云われています。※ 霊亀3年(717)に元正天皇が行幸で多度山の訪れた際、美泉を浴びたとの記録が残されています。
菊水泉は、昭和60年(1985)に環境庁(現・環境省)が選定した「名水百選」に名称「養老の滝、菊水泉」として選定されています。菊水泉の近くには養老神社や源丞内が創建したと伝わる養老寺が境内を構えています。
菊水泉:上空画像
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