荘福寺(養老町)概要: 荘福寺は岐阜県養老郡養老町押越に境内を構えています。荘福寺の創建は不詳ですが、鎌倉時代に小笠原長清が開いたのが始まりと伝えられ、長清から6世後裔の丸毛六郎兼頼が南北朝時代の貞治2年(1363)に中興しています。
荘福寺境内には丸毛氏歴代の墓や姥石(昔、この石を抱きかかえるように1人の女性が亡くなると、石は人肌の温もりを持つようになり奇声を発声するようになったそうです。当時の住職が念仏を唱え成仏させたところ、普通の石に戻ったと伝えられています。)と呼ばれる石があります。
荘福寺の寺宝である漆骨蔵器は文明2年(1470)横川景三撰の銘があるもので、それによると応仁2年(1468)に小笠原長清の菩提寺である長清寺(京都の清水坂)が兵火で焼失した際、後裔の丸毛兵庫頭長照が長清の遺骨を、長清寺と開善寺(長野県飯田市)、荘福寺に分骨した事が記されています。漆骨蔵器は漆塗桐製、高さ約30.0cm、昭和37年(1962)に岐阜県指定重要文化財に指定されています。宗派:臨済宗南禅寺派。
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荘福寺:上空画像
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