本龍寺(垂井町)概要: 東光山本龍寺は岐阜県垂井町垂井に境内を構えている浄土真宗大谷派の寺院です。 本龍寺の創建は不詳ですが、室町時代の文明元年(1469)に蓮如上人が巡錫で当地を訪れた際、当時の住職が感化され浄土真宗の寺院として再興したと伝えられています。本龍寺の山門と書院玄関は明治時代初期に中山道の宿場町である垂井宿の脇本陣の表門と邸宅を移築したものです。江戸時代初期に住職だった玄潭(規外)は松尾芭蕉と親交のあった人物で、元禄4年(1691)芭蕉は当寺で冬籠りしたとされ「4日5日の時雨霜月」、「作り木の庭をいさめるしぐれ哉」、「いささらば雪見にころぶ処まで」の句を残しています。
その後、文化6年(1809)には当時の住職里外と俳人白寿坊が句碑を建立、さらに安政2年(1855)、住職の世外と俳人化月坊が時雨庵と句碑を建立しています。寺宝である蓮如上人真筆本尊と芭蕉翁木像が垂井町指定史跡に指定されています。山号:東光山。宗派:真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。
本龍寺:上空画像
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