旧放水口発電所(八百津町)概要: 旧放水口発電所は岐阜県加茂郡八百津町八百津(木曽川中流域の右岸)に位置しています。案内板によると「 電力需要が増加した大正6年(1917)に、本館発電所の放水を再利用して発電するために造られました。本館発電所は、洪水時の水位上昇を考慮して放水口水位に河水面から7メートルの余裕を持たせてあったことから、その落差を有効利用するため、放水口にこの小発電所が設けられました。
日本に新型水車開発能力の無かった当時、中央の発電機(正面建物内)の左右にそれぞれ既存の露出型フランシス水車を2台ずつ練成し、計4台の水車で発電するという極めて独創的なものでした。既存技術を導入改良して限界まで高度に利用するという貴重な産業遺跡であり、現存している類例がありません。日立製作所製の初期の製品で最大千二百キロワットを発電しました。 旧八百津発電所資料館 」とあります。
旧放水口発電所は平成10年(1998)に名称「旧八百津発電所施設」として国指定重要文化財に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-旧八百津発電所資料館
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