大仙寺(八百津町)概要: 大仙寺は岐阜県八百津町八百津 に境内を構えている寺院です。大仙寺の創建は不詳ですが如幻尊者が開いたのが始まりと伝えられています。当初は不ニ庵と称していましたが、室町時代の文亀元年(1501)、当時の美濃守護職土岐政房が東陽英朝を招いて改めて開山し、寺号を大仙寺に改めています。江戸時代初期の寛永年間(1624〜1644年)、愚堂東寔が領主稲葉方通の庇護を受けて再興、現在地に境内を移すと寺運が隆盛し美濃三道場(永保寺、正眼寺、大仙寺)に数えられました。又、剣豪宮本武蔵は愚堂国師の下で修行したと伝えられており境内には武蔵が座禅したとされる石が残されています。
大仙寺は大きな火災が少なかった為、寺宝を数多く所有し多数が文化財指定されています。叭叭鳥(2幅)は室町時代に描かれたもので、画は前古右京筆、讃は万里集九、縦96cm、横21cm、昭和33年(1958)に岐阜県指定重要文化財に指定されています。達磨は室町時代に描かれたもので、蒙山徳異作、縦72cm、横34cm、昭和33年(1958)に岐阜県指定重要文化財に指定されています。
絹本著色東陽英朝禅師像は室町時代中期に斉藤教仲居古(基広)が師英朝の姿を絵師に命じて描かせたもので、縦106.6cm、横49cm、昭和63年(1988)に岐阜県指定重要文化財に指定されています。山門は切妻、銅板葺き、一間一戸、薬医門。本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。宗派:臨済宗妙心寺派。本尊:釈迦牟尼。
大仙寺の文化財
・ 縄文土器−縄文時代−岐阜県指定重要文化財
・ 叭叭鳥−室町時代−岐阜県指定重要文化財
・ 達磨−室町時代−岐阜県指定重要文化財
・ 絹本著色東陽英朝禅師像−室町時代−岐阜県指定重要文化財
・ 絹本墨画 蘭石図−室町時代−岐阜県指定重要文化財
・ 愚堂東寔書跡−江戸時代−岐阜県指定重要文化財
・ 東陽英朝書跡−室町時代−岐阜県指定重要文化財
・ 猿−室町時代−八百津町指定文化財
・ 愚堂東寔賛墨画−江戸時代初期−八百津町指定文化財
・ 愚堂東寔頂相−江戸時代初期−八百津町指定文化財
・ 香炉(チャンパ焼)−八百津町指定文化財
・ 愚堂東寔書跡−江戸時代−八百津町指定文化財
・ 愚堂東寔書跡−江戸時代−八百津町指定文化財
・ 東陽英朝書跡−室町時代−八百津町指定文化財
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大仙寺:上空画像
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