落合石畳(中津川市)概要: 落合石畳は信濃と美濃の国境付近、馬籠宿から落合宿の間にある十石峠(十曲嶺)付近にある石畳です。石畳の整備が始まった時期は不詳ですが傾斜地の為、特に雨が降った後はぬかるんで交通に支障が発生したり、路面の土が流されるのを防ぐ為に整備されたと思われます。
文久元年(1861)、皇女和宮が江戸に下向する際には石畳の改修工事が行われましたが、明治21年(1888)に新道が木曽川沿いに開削されるなど交通網が整備されると交通量も激減し、さらに荷馬車にとって石畳は不向きだった為、破却や放置されるようになりました。
近年になると殆どの石畳が見られなくなりましたが、残された3区間計70.8mが昭和39年(1964)に岐阜県指定史跡に指定され、旧状を含む約840mが復元され当時の雰囲気が感じられるようになりました。
落合石畳:上空画像
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