寺口家住宅(白川郷)概要: 寺口家住宅は岐阜県大野郡白川村萩町地区に位置しています。詳細は不詳でしたが、存続の危機だった寺口家住宅を財団法人日本ナショナルトラストが募金を募り取得して復元保存しています。外観から、木造3階建、合掌造り、茅葺、外壁は板張。大型合掌造りの和田家住宅(国指定重要文化財)や神田家住宅、長瀬家住宅などとは異なり小規模(建築床面積112.5u・敷地面積287.6u)で仕上げや意匠、玄関なども質素な造りになっていて所謂一般的な民家だったと思われます。
寺口家住宅はユネスコの世界文化遺産にも登録されている合掌造り集落白川郷の一端を担う貴重な存在で白川村指定文化財に指定されています。
日本ナショナルトラストとは昭和43年(1968)に設立した観光資源保護財団(当時の運輸省財団法人)を基に発展した公益財団法人で歴史的文化財や優良な自然遺産などを国民の寄付やボランティアなどで保全、活用するのを目的としています。白川郷では旧寺口家住宅と旧松井家(現在の白川郷合掌文化館)の2棟が対象となり日本ナショナルトラストが購入、所有しています。
旧寺口家:上空画像
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