唐臼場(白川郷)概要: 唐臼場は岐阜県大野郡白川村萩町地区に位置しています。唐臼場は米・粟・ひえなどを精米した所で、木造平屋建て、切妻、茅葺、桁行1.5間、梁間1間、母屋からは独立した小規模の建物ですが白川郷が昭和51年(1976)、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された際、同時に伝統的建造物に選定されています。唐臼とは一般的に脱穀した後の籾から籾殻を取り除く作業の時に使われる道具で、地面に土臼を埋め、臼側の先端に杵を付けもう片方はシーソーの原理で人力(機械化するまでは主に女性の仕事だったとされます。)で足踏みをしました。水力を使う場合もありますが、この建物で行われていたかは分かりません。わざわざ母屋と離して独立している事から水力を利用していたのかも知れません。
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