子守神社(可児市)概要: 子守神社は岐阜県可児市中恵土に鎮座している神社です。 子守神社の創建は不詳ですが平安時代後期の保元元年(1156)の棟札があることからそれ以前から遷座していたと推定されています。主祭神は水分神ですが、次のような伝承が残っています。鎌倉時代に帰農した元武士である和泉源内兵衛重義夫妻はなかなか子供が出来ず悩んでいたところ、霊夢により子守神社の存在を知り子宝祈願を行いました。すると翌年には第一子が誕生し、以後毎年のように子供が生まれ、生涯32人の子供を授かったと伝えられています。
文暦元年(1234)、重義が亡くなると子守明神となり合祀され、以来、子授け・子育・安産に御利益があるとして広く信仰されるようになりました(一方、妻は美濃国不破郡松尾で死没し、子安明神として祭られたそうです)。明治時代の神仏分離令を経て、明治44年(1911)に郷社、戦後に金幣社に列しています。
境内に安置されている「子授石」をまたぐと子宝を授かると伝えられ、毎年3月28日に行われる子守神社大祭には多くの参拝者が訪れます。社殿向拝は一間唐破風向拝、檜皮葺き、左右翼舎付。祭神:水分神(天之水分大神、国之水分大神)。
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子守神社:上空画像
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