若宮修古館(郡上市)概要: 若宮家は奈良時代以降、代々白山長滝寺(長滝白山神社)の祭祀を司ってきた家柄で、先祖は朝廷に仕える公卿だったとされます。
明治時代初頭に発令された神仏分離令で長滝白山神社から分離すると、長滝白山神社の神官となり引き続き祭祀を司っています。
白山信仰の中心を成した三馬場(美濃馬場(長滝白山神社:岐阜県郡上市)・加賀馬場(白山比盗_社:石川県白山市)・越前馬場(平泉寺白山神社:福井県勝山市)の中で唯一古来から続く神主家としても貴重な存在です。
若宮家住宅主屋は天明5年(1785)に建てられたもので、江戸時代中期の社家建築の遺構として貴重なことから昭和38年(1963)に岐阜県指定有形文化財に指定されています。敷地内には谷垣潤一郎の著書「細雪」の舞台の1つにもなった爛柯亭が移築されている他、若宮家に伝わる美術工芸資料、民俗資料など貴重な品々が展示されています。
若宮修古館:上空画像
|