日吉神社(郡上市)概要: 日吉神社は岐阜県郡上市八幡町島谷に鎮座している神社です。日吉神社の創建は不詳ですが原野だった時代にも小祠があったとされます(応永16年:1409年に篠脇城主東益之(胤綱)が小祠を設けたとも?)。
戦国時代の天正年中(1573〜1591年)、当時の領主遠藤慶隆(郡上八幡城の城主)が戦勝祈願を行い安久田村に鎮座していた日吉社を勧請合祀して社殿を造営、以来、郡上八幡城の南方の鎮護社としました。
その後、一時荒廃しましたが正保2年(1645)に知勝院殿(当時の城主遠藤慶利の曾祖母)が再興し、寛文7年(1667)には日吉大社(滋賀県大津市坂本)から聖真子神の分霊を勧請しました。以来、歴代郡上藩主から崇敬庇護を受けました。
日吉神社の社宝には寛文8年(1668)に遠藤友常が寄進した絵馬や寛延元年(1748)に金森頼錦が寄進した絵馬など藩主縁の品々を所有しています。現在の日吉神社本殿は天保年間(1830〜1844年)に造営されたもので一間社流造、銅板葺き、外壁は真壁造り板張り。神門は切妻、銅板葺き、一間一戸、薬医門形式。
例祭で奉納される日吉神社大神楽は古式を伝える神事として貴重な事から昭和55年(1980)に岐阜県重要無形民俗文化財に指定されています。祭神:大山咋神。
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