岩村神社(恵那市)概要: 岩村神社は岐阜県恵那市岩村町字若宮に鎮座しています。 岩村神社の創建は承久の乱(1221年)で後鳥羽上皇の忠臣の1人、一条宰相中将藤原信能が捕えられ(朝廷軍の将として宇治川芋洗に布陣しましたが、鎌倉幕府軍に敗退し捕縛された)、岩村城の城主遠山景朝が護送中、幕府の命でこの地で斬首され、それを哀れんだ住民が祠を建立したのが始まりと伝えられています。当初は一条宰相中将藤原信能が享年32才という若さで死去したことから若宮社と称し、境内も間口5間、奥行き6間という狭小地で社殿も3尺5寸4面という小規模のものでしたが、明治13年(1880)、明治天皇が中山道を巡幸した際に神社の由来を聞くと勅使を派遣し祭祀料を寄進し、明治14年(1881)に社号を岩村神社に改め、昭和3年(1928)11月には正三位に列しています。毎年8月に行われる例祭は岩村夏祭りとして盛大に賑わいます。又、境内は名称「一条信能終焉跡」として昭和32年(1957)に岐阜県指定史跡に指定されています。祭神:一条宰相中将藤原信能卿。
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