八幡神社(岩村城鎮守社)概要: 八幡神社の創建は承久年間(1219〜1221年)、加藤景廉が岩村城を築く際、城の鎮守社として城内に八幡神の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。承久3年(1221)に景廉が死去すると御霊が配神として八幡神社に勧請され景廉の木像を神像として安置しました。歴代岩村城主、家臣達から崇敬され社殿の造営や絵馬などが奉納されました。明治6年(1873)に岩村城が廃城になると多くの建物が破却され八幡神社も現在地に遷宮されました。社宝である永正5年(1508)の遠山頼景と天文16年(1547)の遠山景前、元和8年(1622)の松平乗寿、 寛永8(1631)の松平乗寿が社殿を造営や修復した際の棟札が昭和43年(1968)に岐阜県指定重要文化財に指定されています。又、八幡神社には創始者である加藤景廉の御霊も祭神に加えられている為、例祭では武並神社の祭神遠山景朝(景廉の子息)が神輿にのって父親に会いに行くといった形式が寛永8年(1631)に岩村藩第2代藩主松平乗寿が創始以来現在でも取られ「岩村町秋祭行事」として昭和55年(1980)に岐阜県指定重要無形民俗文化財に指定されています。拝殿は入母屋、桟瓦葺、平入、桁行3間、梁間2間、本殿は一間社流造、茅葺。祭神:誉田別命(応神天皇)。配神:加藤景廉公。境内社:秋葉神社、音羽稲荷神社。例祭:毎年10月第1週の土曜日から日曜日。
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