庚申堂(恵那市岩村町)概要: 案内板によると「 この場所は岩村城下町の下木戸(枡形)や、領民に告知する高札場のあったところ、元和年間(1615〜23)藩主松平乗寿公が城下町守護のため、木戸脇に祥雲寺を建立した。江戸時代末期には寺内で「明け六つの鐘」を撞いて城下に時を知らせていた。この建物は戦後昭和23年に名古屋市内へ移築された祥雲寺庚申堂(礎石に嘉永5年:1850の銘あり)を、西町一丁目組の総意により平成13年12月に復元的に新築したものである。堂内には岩村藩家中寄進の青面金剛庚申様があり、今も60日毎に組内で講を行っている。又、毎年1月8日には、ここを社務所として初恵比須まつりが盛大に行われている他、古い七福神、弘法様が祀られている。 西町一丁目組 岩村観光協会 」とあります。
庚申堂は江戸時代初期に岩村藩(藩庁:岩村城)の藩主松平乗寿が創建した祥雲寺の境内跡地に、旧庚申堂を模して建てた建物で、木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行4間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、境内には石仏、石碑が残され信仰の篤さが窺えます。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-西町一丁目組・岩村観光協会
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