元重翁之碑(関市)概要: 元重翁之碑は岐阜県関市西日吉町に境内を構えている千手院にあります。 この碑は大正4年(1915)、関鍛冶の祖とされる元重の偉業を讃え建立されたものです。元重は元々は九州に住んでいたとされますが、鎌倉時代末期、刀鍛冶を極める為この地を永住の地と定め、ひたすら刀を追求し、後に「関伝」とまで言われるようになり、戦国時代には多くの武将達が関の刀を求め隆盛したそうです。当時、刀鍛冶の流派が数多く存在しましたが、現在残されているのは関伝だけで、中世からの伝統や技法が今に受け継がれています(※千手院は元重の娘婿である千手院包永が開基となり開いたと伝えられています)。
関鍛冶始祖 元重翁之碑:上空画像
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