富士神社(湯屋温泉)概要: 富士神社は湯屋温泉の温泉街に境内を構えています。富士神社の創建は不詳ですが、古くから湯屋温泉の鎮守として祭られきた神社で、江戸時代中期の元禄年間(1688〜1704年)には1町3反3畝10歩の境内除地として有していました。
江戸時代後期の文政4年(1821)に本殿の造営が行われ、当時、白山大権現(白山神社)が相殿だった事が判っています。明治時代の神仏分離令を経て村社に列し、明治42年(1909)に周辺に鎮座していた神社を合祀し、昭和3年(1928)に神饌幣帛料供進神社に指定されています。
富士神社拝殿は切妻、銅板葺き、平入、桁行3間、張間2間、本殿は一間社流造。富士神社では、寒に入った最初の日曜日に「寒粥まつり」が行われ、参拝者に鉱泉粥が振る舞われます。案内板があるものの、殆ど字が読めず詳細は不詳。名称の通り富士山を信仰している神社と思われます。祭神:木花佐久夜比売命(富士神社)、白山神社(菊理姫命)など。
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