子守金神社(下呂市)概要: 子守金神社は岐阜県下呂市金山町金山に鎮座しています。子守金神社の創建は不詳ですが古くから三宝大荒神が祀られ子守の神として信仰されてきました。室町時代、当時の地頭の子供が大病に煩い三宝大荒神に祈願したところ、三宝大荒神が地頭の霊夢に立ち、大病を平癒させる代わりに鶏を献上せよとの御告げがありました。地頭はその後も参拝を続けると数日後見事に子供の病が治り、神意に感謝した地頭は社殿を再建すると鶏を献上したそうです。以来、故事を聞いた周辺の住民は子供が病気になると子守金神社に参拝し病が全快すると鶏の焼き物を奉納するのが慣わしになったと伝えられています。
現在も社殿の内外には鶏の焼き物が並べられ信仰の深さを感じることが出来ます。又、一説には子守神(三宝大荒神)は鶏鳴滝に伝わる「黄金姫の伝説」の黄金姫(宮廷の官女で、比叡山の観音様の御告げにより当地まで黄金の鶏を探し鶏鳴滝で見つける事が出来たとされます。)の化身とも云われています。子守金神社は昭和48年(1973)に下呂市指定有形民俗文化財に指定されています。祭神:子守神(三宝大荒神)。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-下呂市教育委員会
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