薬師堂(湯屋温泉)概要: 薬師堂は湯屋温泉の温泉街に境内を構えています。薬師堂の創建は室町時代中期、岐阜に住む奥田孫左衛門を名乗る武士が不治の病にかかり寝込んでいたところ、日頃から信仰していた薬師如来が霊夢に立ち、温泉の場所と効能、入浴方法などの御告げを受けました。孫左衛門は病気を押して源泉を探し当て、薬師如来に云われた通り、温泉を飲み、1日に数度湯浴びすると数日のうち病気が快癒しました。孫左衛門は薬師如来が授けた霊地、霊湯と悟り、この地に移り住むと薬師堂を建立し子孫まで守り続けていると伝えられています。その後は、霊湯、霊泉の噂が全国に広がり、多くの湯治客が訪れるようになり、江戸時代には江戸に住む岡部俊愈という武士も薬師如来から霊歌を授かり、この地に導かれ、円空も薬師如来・日光・月光菩薩の薬師三尊像を彫り込み奉納しています。
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