岩井山東院(岐阜市)概要: 岩井山東院は岐阜県岐阜市岩井に境内を構えています。岩井山東院は延算寺の支院で、平安時代の昌泰年間(898〜901年)に平安時代の歌人小野小町が瘡(疱瘡・天然痘)平癒の祈願に訪れたという伝説が残されています。それによると小野小町は延算寺で7日間祈願すると本尊の薬師如来が霊夢に立ち東の方角に霊水が湧き出ていることを告げられ、早速その霊水で体を清めるとたちまち瘡でただれた皮膚が平癒したそうです。念願授受した小野小町は石造の薬師如来を寄進、それを本尊にして霊水の湧き出た場所に新たに東院を開いたそうです。
いつしかこの石造薬師如来像を「かさ神薬師」と呼ぶようになり皮膚病に御利益があるとして広く信仰を広めています。岩井山東院本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、妻入り、桁行3間、正面1間軒唐破風向拝付き。美濃四国八十八箇所霊場第80番札所。宗派:高野山真言宗。本尊:薬師如来。
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