大雄寺(高山市)概要: 東林山香荘厳院大雄寺は岐阜県高山市愛宕町に境内を構えている浄土宗の寺院です。大雄寺の創建は不詳ですが鎌倉時代に善恵房証空上人(西山派祖)が吉城郡上広瀬村に開山したのが始まりと伝えられています。
天正14年(1586)、当時の領主金森長近が高山城の城下町計画の際、現在地に移され源誉受徳上人を招いて中興開山し浄土宗に改めています。
現在の山門は寛政3年(1791)の大風雨により大破し文化4年(1807)に再建されたもので、三間一戸、入母屋、銅板葺、二重楼門、桁行7.85m、梁間4.53m、下層部には仁王像、上層部には十六羅漢像と釈迦如来像が安置、棟梁は飛騨の匠水間相模、高山市最大の楼門建築として貴重な存在で昭和47年(1972)に高山市指定文化財に指定されています。
元禄2年(1689)に建立された鐘堂は入母屋、銅板葺き(旧こけら葺き)、桁行1間、梁間1間、棟梁は松田又兵衛、江戸時代初期の鐘撞堂建築の遺構として貴重な事から昭和48年(1973)に岐阜県指定有形文化財に指定されています。
観音堂は安政3年(1856)に造営されたもので桁行3間、梁間3間、六角円堂、銅板葺、内部には百体観音が安置されています。山号:東林山。院号:香荘厳院。寺号:大雄寺。宗派:浄土宗。御本尊:阿弥陀如来。
大雄寺:上空画像
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八脚門を簡単に説明した動画
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